さてさて、今日は慣用句についてです。
英語圏に住んでる人達向けの漢字の参考書には、漢字の書き取りの欄と
その漢字の意味、そして日本語での音訓が書かれています。
内容はまさに小学生の漢字ドリルです。ただ、平仮名で書いてあるところが英語になってるだけで。
んで、この漢字と英単語の意味の結びつけ方がなかなか上手だったりします。
例えば、「手」という漢字には、「Hand」って書いてあったりします。
「足」という漢字には「leg」ってふってあります。
「手を貸す」という言い方を、英語では「Give one's hand」と言います。
どちらも「助ける」という意味を含み、そして、その行動の例えに「手を差し出す」という動作を当てています。
相手の弱みを握る事を「足元を見る」って言いますよね。
これ、英語では「find the length of one's foot (足の長さを探る)」と言います。
「足」という言葉に「弱み」という意味が含まれていることがよく分かります。
「体の一部ないし体の動作を、他の行動や事柄に例える慣用表現」に、
英語圏でも日本語圏でも共通する「体の部位が含んだ意味合い」が見えてきます。
まず「手」ですが、さっき述べたとおり、「手」には「誰かを援助したり支援したりする」っていう 意味が込められていて、そういう慣用表現をするとき、
英語でも「hand」を使います。
「手を貸す(Give one's hand)::助ける」
「手を取り合う(hand in hand)::協力する」
次に「腹」。
「腹を立てる」という表現を、英語では「 stomach(腹/胃)」という単語を動詞的に使うことで表現できるのです。そう、「stomach」には「怒る」という意味もあるのですよ。
「相手の考えている事」「気持ち」っていう意味があるみたいですね。
最後に「頭」。脳がある部位であるという意識から「意志/意識/考えている事/記憶」 という意味を持ちます。
さて、「没頭する」という表現をするとき「lose one's head」と出来ます。
「何かに意識を集中して取り組むあまり、他に注意が行かない」ということですから、どちらも「頭」に「意識」という意味を含ませています。
こんな風にして、体の一部を言語として扱うことを「Body language」と言います。
実は、「ボディ・ランゲージが一番伝わるのよ」っていうのは、「身振り手振りを交えて話す」のではなく、 「体の動作が持つ意味をうまく使って話せば、言語が変わっても共通部分はあるんで多少は伝わるわよ」っていうことなのです。
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